大証225が変わるけど・・
すでにご存知のことと思いますが・・
来週の20日(火)から大証225イヴニングセッションの終了時刻が夜8時から夜11時半に延長されます。
ということは・・・・昨日金曜日の夕場が、旧制度最後のイヴニングセッション・・ということになります。
◆ 大証225持ち越しロンガー 阿鼻叫喚のフライデーナイト
夜8時で終了するイブニングセッションとしては最後の夜となった昨夜の225です ↓
昨夜は●の午後8時でクローズした大証225・・・ 閉まるでは為替もダウ先も上げムードだった。
ダウ先は10350程度で推移し、欧州市場も小高い展開・・・・・・
金曜ザラ場で▼277円近く下落し9407円で引けた225だが、下げ過ぎの感がある・・
今夜NYが上がれば火曜日はGUする!
夕場終了の夜8時の時点で持ち越しを決意すること自体は、決して無謀な行為ではない・・
だか結果は最悪です・・・・・
昨夜、為替とNY株を同時にウォッチしてた人は目撃しただろうけど・・
NYが開く夜10時半の直前・・・やからがドル円を猛然と売ってきた・・・
「今夜は大きく下がる・・」 多くのトレーダーが直感したことだろう・・・
その時の225のCFD価格は・・・驚くなかれ 9400 を維持していたのだ・・。
CFDなら速攻で決済できる・・・・ 決済どころか、ドテンショートも可能!!
一方・・大証225のロンガーに出来ることと言えば・・・・・座して祈るのみ!!
世の中にこんな殺生なトレードがあるだろうか??
持ち越しロンガーは、火曜日の9時ならないと降りられないエレベーターに乗せられたのだ
◆ 大証225の致命的欠点・・・・・ 出口のないエレベーター
私は昨年の9月頃までは大証225を使ってました。
大証225だと・・常に夜の8時までにオーバーナイトするか否かの決断を迫られる・・・・
私の場合は売り専ですので、NYが下がることに賭けて、ショート玉を持ち越していた・・・
ところがその夜のNYダウの強いこと強いこと・・・・・・・・
夕場に持ち越したショートを翌朝の朝寄りでロスカすることが何日も続いたことがある・・・・
夜8時で時間を切られることのデメリットを嫌というほど痛感した・・。
当時は225をCFDでやってる人は少数派だったと思うけど・・・
私は迷わず大証225を捨て、岩井CFDで225をすることにしました。
ほぼ24時間いつでも決済でき、新規もポジれるCFDのメリットを実感しました・・
つくづく思った・・・ あぁ・・私はなんという不利な条件で225をトレードしていたのだろう・・・と
FXトレーダーさんなら理解できると思うけど・・・
夜8時から翌朝9時まで取引不能になるFXがあったら・・・やりますか??
誰もやらんでしょ??
ところが225ではこんな不利な条件でもやってる人がいるってことです。
では・・・・今回は制度が変わる大証225とCFD225の徹底比較
◆ 大証225miniとCFD225の比較
① 取引時間
今回のFXのレバレッジ規制にしてもそうだが・・
こういう東大卒みたいな香具師がしゃしゃり出て行動を起こすとロクなことがない
大証FXがあえなく失敗に終わったのを見ても判るように・・・・トレードのことなんて何も解っちゃいない!
今回やっと重い腰をあげてイブニングの時間を延長したけど・・いかにも役人的な発想だ。
NY市場が盛り上がる日本時間深夜にトレード不能・・という本質的な大問題は全く変わっていない。
取引できない危険な時間帯はNYタイムだけではない・・・
◆ 11:00~12:30 15:10~16:30までの空白
昨秋のドバイショックの時・・・・
CFD225が一瞬9000円を割ったのは、大証225が引けた後の夕方4時過ぎだったと思う
大証225が引ける午後3時10分から夕場開始の4時30分までの時間帯は非常に重要!
ランチタイムに加えて、このデンジャラスな時間帯に取引できない大証225はイタ過ぎる・・
② 取引コスト
・実質手数料
まず手数料ですが、大証225は片道100円程度・・ 往復200円
そして・・・miniは板が5円刻みなので、実質的なスプレッド負担が500円発生
つまりmini1枚あたり往復で700円程度の取引コストが発生します!
一方 CFD225はスプレッド負担だけ・・・・手数料は発生しません。
このスプレッドは会社によって異なりますが・・
DMMで 7 (時間外は15に拡大)
FXオンラインジャパン 8 (終日8)
つまり・・mini1枚あたりの手数料は 大証225 700円程度 CFD225 で700~800円程度
大差ありません。
・証拠金負担
大証225のmini1枚あたりの証拠金は4~5万程度
ひまわり証券は証拠金3万って宣伝してますが・・・これは15:10までに決済した場合に限られます。
夕場まで持ち越した場合は、3万じゃないんです・・・・こういう肝心なことをHPに書かないのはいかんなぁ・・・
対して、CFD225でミニ1枚相当ポジるのに必要な証拠金は DMMなら1万円 FXOJなら1万5千円です。
圧倒的にCFD有利です
CFDのハイレバトレードを満喫できるのもあと5ヶ月・・・
23年からはFX同様にCFDにもレバ規制が実施されます。
どうせならレバ100倍・・・・ 最低でも50倍で張れる業者を選びたいです。
その候補としては DMM FXOJ インヴァスト ドリームバイザー CMC イニシアスター証券
③ 税金面・・・・大証225は税金で有利・・は真っ赤な嘘だ
「CFDだと税金が不利だから・・」 これは多くの人が口にする台詞であります。
しかし・・・長年税務で食ってきた私に言わせれば・・・
本当によく調べてからそんなこと言ってるの??って感じです
・申告分離で一律20%
・3年間の損失繰越控除が可能
この2点が大証225が有利な点であるとされている。
じゃぁ聞こう・・・
CFD225の税率は、大証225と比べてそんなに不利なのか??
現行の所得税の最低税率は 5% である・・ この最低税率は課税所得が195万以下の者に適用される。
そして 住民税は所得に関係なく 10% である
課税所得ってのは、所得控除(生命保険料控除や扶養控除)を差し引いた後の所得のこと・・
つまり・・・・月間のトレード所得が20万以内の人なら むしろ大証225は不利なのです
毎月の平均値として20万稼いでる専業級のトレーダーって 何人いるんだ???
普通はせいぜい 5万~10万でしょう・・
ならば 15%(CFD) < 20%(大証225) この算式が成立します。
そして・・損失の3年間繰り越し控除・・・これは笑うっきゃない
平成22年にボロボロに負けた人間が・・・
翌年23年になったら、人が変わったように爆勝ちして多額の税金が発生するとおっしゃる??
トウカイテイオーの奇跡の復活じゃあるまいし・・・
22年にボロ負けしたトレーダーは、その損失を取り戻そうと、無理なトレードして・・・
23年も更にボロ負けする これがトレードの常なのだ・・・それくらい解ってくれよ!東大卒!
結論として・・・・
ちまたでは有利だと言われている大証225の税制だが・・・内容を吟味すれば決してそうではない。
つか・・・・一般的な小口トレーダーはCFD225のほうが有利だと言って良い!!
大証225が有利になるのは以下の2ケースのみ
・ トレードでウナるほど勝った場合
・ 他に多額の所得がある場合 (給与所得や不動産所得)
要するに・・・
ウナるほど勝ちそうだな・・と思ったなら、年の途中でCFDから大証225に切り替えれば良いのです!
以上は225トレードを例にして説明しましたが・・
これは相対のFX(外オンやDMMとかの) と クリック365 との関係についても同じことが言えます
◆ レッツCFD
以上のように・・・取引コスト面 取引条件面 そして税金面
全ての面においてCFD225は優れています!!
もうひとつだけ言いたいのが 大証225であれCFD225であれ・・・
日経225は凄くコストが高いということです!!
mini1枚相当で700円~800円のコスト・・・
日経の場中ボラは、金曜日みたく200円以上動くことは非常に珍しい!
1日に50円程度しか動かんことが多い・・・・
50円ってことは、mini1枚で頭からシッポまで全部リカクして5000円の利益・・
5000円の利益を得るために要するコストが700円・・・ アホらしいと思わんですか??
コストを考えると、225のデイほど効率の悪いものはない・・・・・・
デイでド短期回転売買するなら絶対にFXの方が有利だと思う
株価指数CFDするなら海外に目を向けよう !
ダウなら場中 200円 時間外400円が普通ですし、欧州株価指数なら 100円~200円です。
海外の株価指数って聞くと難しいと感じるかもですが・・・それは間違い!
ダウ先と225なんて ほどんど似たような動きしてますから・・・ どっちをトレードしても同じようなもの・・
だったら何もコストの高い日本の株価指標を選ぶ必要はありません・・。
言うまでもなく大証225は日本の株式指標が対象ですので、海外とかは全く無関係
ここでもCFDに劣ります・・・
以上・・・・・ 大証225とCFD225の比較についての考察記事でした☆
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◆ 今週のトレード総括
とにかく私の場合は、今年の年初に立案した下記のマイシナリオに沿って淡々とトレードするだけです。
・ 日経・ダウとも8000P台まで株価指数CFDのショートポジを引っ張る
・ 上記実現で爆リカク⇒ドテンロング・・・ロングの対象は株価指数CFDではなく個別株
株価指数の先行きについて、ここまで悲観的に考えているのだから個別株買いも消極的になります!
今後の展望
当初の予定では、ダウ・日経の8000P台示現は今年8月を想定していました。
ところが、先週来、狂った買いブタの異常行動のおかげでダウが7連騰
8月成就に黄色信号が・・
とはいえ 昨日は、ダウ・225ともにようやく調整が入りました。
昨夜までのダウ日足チャートを見ると・・・・まだダウントレンドに転換したとは言い切れないものの
昨夜終値が辛うじてサポの20EMAに乗っかってる状態・・・
ここを明確に↓抜けてNYクローズなら次は9600ドルを落としに行く・・と見ています。
依然として ダウ1万台 日経9千台という馬鹿げた高値水準を維持していますが・・
多少の反発を交えながらこの夏8000台を目指す・・・・というマイシナリオは順調に推移しております。
株価指数が適正化するまで個別株買いを制限するのは当然のことです。
今回のリバ相場の過程で・・従来のスイングポジに加え ダウ1枚 日経1枚をFXOJ口座でショート!
これによって
ダウS5枚 225S5枚 計10枚のショートポジを抱える巨大売りブタになりました ブヒブヒ!
こんだけの大量ポジを抱えてると、他のトレードはヤル気が出ません・・
当分の間は、小さなロットでバイナリーオプションや仕手株でもやって小さく利を重ねていく方針です!
では・・・・ 昨日から本当に暑くなりました・・・
来週月曜日は トレーダーにとって迷惑以外の何でもない 海の日 とかいう訳の判らん祝日!!
でも・・FXやCFDはトレードできますからね ^-^
良い3連休をお過ごしくださいませ~ (17日 午前)