長寿の秘訣!高値半値の原則について・・
昨年9月以来のブログ更新です^^
株式市場が4連休で暇を持て余していますので、常日頃からtwitterの方で何度も言うてる高値半値の原則について解説したいと思います。
・高値半値の原則の基礎
方法は極めてシンプルです。
S高を交えてアホみたいに騰がってる銘柄がガラった時、真っ先に半値押しを疑え!
ということです。
簡単な方法ですが、意外と意識してない人が多いこの原則!
東①銘柄と新興銘柄の違いも判らず2割押し3割押し程度で買いを入れ、結果爆損食らってロスカットする光景が毎日のように繰り返されています。
高値押し度指数を意識せよ!
この指数の算出方法も極めて簡単です。
底値÷高値=高値押し度指数
この指数50前後までが相場継続の条件になります。
むろんこの数値が高ければ高いほど相場は強いことになります。
この数値は高校の偏差値だと考えれば良いです。
偏差値60超えの高校って学区でも有数の進学校なはず。
・高値ガラの分類
高値からガラった銘柄というのは例外なく下記の3種類に分類されますので、自分の持ち株や狙っている銘柄がどのパターンなのかを見極めることが重要
A 半値押しを許さす切り返す銘柄 ※高値押し指数 50以上
B 高値半値で下げ止まって切り返す銘柄 ※指数50ジャスト
C 高値半値を下抜けてから下げ止まった銘柄 ※指数50未満
もちろん相場としてはAが一番強く、次いでB 絶望的にアカンのがCです。
ここで重要なことは、A&B⇔Cの間では決定的な違いがあり、許される押し目はBまでだと言うこと!
つまり高値半値で下げ止まらないとダメなのです。
Cのパターンだと、たとえ切り返したとしても反発力は極めて微弱になります。
早い話、相場は終わっとるので当然切り返しがあったとしても弱いわけです。
以上を踏まえ、テラを例に説明しましょう
・テラ
高値2175円ですのでその半値が1087円
安値が1012円でしたので高値半値より少し下の位置で底を打ちました。
高値押し度指数は 1087/2175=49.9
ギリギリでセーフですね。
テラはその後速やかに切り返したため、今現在も相場は継続中。
昨夜のPTSでは1,658円で引けております。
今後の材料次第では高値2175円ブレークも当然視野に・・
では、高値半値の原則を踏まえ、直近の人気銘柄を個別分析
ステムリム
悶絶好決算で動意付いた同株。
言うまでも無く、ガンガン上がってる状態の時は絶対に手出し無用です。
どんな銘柄でもいずれは天井打ってガラるので高値の金額がいくらかをチェックするだけの作業になります。
7/8に1311円のスッ高値を付け、すぐにガラが始まりました。
この瞬間に1311×1/2=656円 これを意識するのです!
その後のステムリムは8営業日後の7/20に824円の安値を叩き、その後切り返し。
おそらくこの824円が底になると思うので、ここで高値押し指数を算定。
824÷1311=63
半値押しを許さず4割押しで留まったのですから、上記のAパターンになります。
63だと強い相場ですので今後1311円をブレークする可能性が高いと思われます。
従って824円をバックにして押し目があれば拾って行ってOK!
爆益舎の勝負銘柄の一角だったフルッタフルッタ!
残念ながら、極めて厳しい状況になってきました。
同株が906円のスッ高値を付けたのがS連チャン明けだった7/9日の前場。
ここからガラが始まり、結局この日はS安の613円で引けました。
この時、twitter上で爆益舎は声を大にして叫んだはずだ。
「500円台の買いは絶対にご法度。 買うなら半値押しの450円台のワンポイントしかない!」
そしてその後のフルッタはご存じの通り。
絶対に止まらなければならない半値ポイントの453円を明確に下抜け、7/17日には398円の安値を叩きました。
ここで高値押し指数を算定しますと、398÷906=43
相場が継続するには絶対に死守すべき50を明確に割り込んだ時点で、フルッタ相場は終わりなのです。
398円を付けた2営業日後に460円の戻り高値を付けましたが、ここで失速。
この460円と言うのは高値半値457円とほぼ一致。
これが意味するのは、本来鉄板サポートになるはずだった高値半値453円が強烈な上値レジストへと変貌したということ。
結局、昨日は直近安値398円を大きく割り込んで364円で引けました。 昨日の安値360円が仮に底になったとしても、高値押し指数は39
39になってくるフルッタの今後は極めて厳しいと言わざるを得ないです。
たとえ特大材料が出たとしても、906円の高値を狙うことはまずあり得ない。
上値はせいぜい450円台手前までだと思っています。
高値829円を付けたのが7/14日の前場でした。
後場中ごろからガラが発生。
この時も爆益舎はtwitter上で「500円台の買いはご法度」と警鐘を鳴らしたはずです。
829円の半値415円!
リボを買うとすれば、買いポイントはこの一か所しかありません。
その後のリボですが、昨日は493円の安値を叩き、後場終盤に謎のバイ―ンがあって539円の高値を付けましたが買いが続かず結局514円で大引。
493円で底が決まったとは言えませんが、
仮にここが底だとすれば高値押し指数は493÷829=59
前述のステムリムほどではありませんが、59で止まるなら全然悪くないです。
従って、連休明けのリボは底値が496円で止まるか否かを見極めるだけの作業になります。
底が確定していない以上、安易に値ごろ感で手を出すとエライ目に遭います。
3Dマトリクス
扶桑との契約解除で死の淵を彷徨った同株。
起死回生のIRでS高を決めました。
火曜日S高値が506円
水曜日はGDで始まり、高値503円で止められました。
この瞬間ですよ! 3Dマトリクスの今回の相場終了を意識するのは!!
そして一度もプラ転することなく▼5%の暴落。
たぶん私だけだと思うけど、この時点で高値半値253円までの下落を想定するわけです。
ホルダーさんは「そんなアホなぁ?」と思うかもしれませんが、新興バイオはこれ位の慎重さが必要だと思ってます。
まとめ
①高値からガラが始まった時は、まずは半値押しを意識して高値掴みを回避せよ。
②高値押し指数は相場の強弱判断に使える。
指数 50以上 天国モード
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指数 50未満 地獄モード
しかし同株は結局はイッテコイ!
なぜか??
同株の高値は6/9の538円
しかしその後は219円の安値を叩いてしまった。
高値押し指数は219÷538=40
この時点でひと相場終了なわけです。
昨日は230円台を中心に推移していたので、地獄モードのド真中。
地獄モードで好材料が出ても反応薄なのは当然。
これがもし天国モード・・つまり株価270円以上で昨日の好材料が出ていればS高も期待できたはずです。
つまり同じ材料が出ても、天国モードと地獄モードでは株価の反応が全く異なるのです。
従って・・株価が安ければ買えば良いってもんでもない。
安く買うのは、天国モードの中での最安値・・・つまり高値半値ののちょい上で買うのが効率的だと思われます。
逆に、地獄モードの中でいくら安く買ったとしても、その後のリバは限定的になります。
さいごに・・
以上が私がtwitter上で百回以上言うてる高値半値原則の基礎であります。
見ての通り3流トレーダーの私ですが、株のど素人の私が10年以上も新興市場で生息できたのは、この高値半値の原則を意識してきたからだと思っています。
長文になりましたが、ご参考になれば幸いでございます。
令和2年7月23日
未登記法人爆益舎代表 お美沙さん