トレード成績表の重要性について・・

大阪梅田の比較的大規模な会計事務所に勤務してた頃、多くのクライアント企業の経理を見てきました。

ほどんどが中小零細企業なのですが、伸びる企業には共通点がありました。

それは　「経理帳簿がしっかりしている」　ということです。

ドンブリ勘定のズサンな帳簿を付けてる企業は早晩経営破たんします。

経営者の主観的な判断を排除し合理的な経営をするためには、客観的な経理データの作成が不可欠なのです。

◇　トレード成績簿を記録するメリット

人間、勝った時のことは憶えているけど負けたことは忘れるものです・・。

自身のトレード成績を正確に記録し数値化することにより現実を直視することは重要だと思います。
また、場合によっては見込みのないトレードはｷｯﾊﾟﾘと見切るくらいの決断が必要かと思います。

トレード成績を記録することはもう一つメリットがあります。

私は毎晩寝る前に下記のソフトでその日のトレードを記録しているのですが・・・

「明日この記録を書く時は、１千円でもいいから良い成績を残したい・・・」　と心に誓って床に就きます！

つまり、トレードに対するシビアな姿勢が自然に養われる・・ということです。

もちろんトレード成績の記録の方法は人それぞれ自由であります。

市販のノートに手書きで書いたってＯＫです・・。

しかしネットトレーダーたるもの、どうせならトレード成績もネットを使ってスマートに記録したい・・

私も以前は自分でエクセル組んで成績表を作ったんですが、どうも気に入らない・・。

そこでトレード用にアレンジできそうなフリーソフトを色々試してみました。

その結果発見した最高のフリーソフトは　「記帳風月」　

◇　無料ソフト「記帳風月」を使ってトレード成績を簡単かつ正確に把握する方法

この種のトレード備忘録は　「ｼﾝﾌﾟﾙ操作」　でなければならないと思います。

操作が面倒だとどうしても記録をサボってしまいますから、紙に書くより簡単なものでないとダメ！

株トレード専用のソフトでは　「ｽｰﾊﾟｰ株集計」が有名ですが、これはヘビーなデイトレさん向けのソフトなので入力が面倒で長続きしないっす・・

その点、このソフトは超簡単です＾＾

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑これが予め初期設定されている画面・・・・

元々は家計簿用ですので、家事的な収支項目が表示されてます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　で・・・・　　　　　　　　　　　　これを↓の設定画面でトレード専用に変えます

　　　　　　　　　　　　　　　　すると↓こうなります・・。　家計簿がトレード専用の成績表に変身～(*￣O￣)~♪♪

◇　日々のトレードの記録を入力・・

これも説明の必要がないくらい簡単です。

例えば明日（８月３日）のトレード成績が下記のような結果だったとする

・株　　サイバー空売りで　+15000円　　　富士通現物売りで+35000
・ＦＸ　　ﾎﾟﾝﾄﾞをｼｮｰﾄしたけど踏み上げられ27000円負ける

これを下記↓のダイアログに入力するだけでＯＫ！

　　↑このように個別のトレードの履歴のログが自動的に保存されます。

　　　　　　　　　そして、それぞれの損益が↓のように月単位でトータル表示されます
　　　　　　　　例えば８月２３日に記録したならば、８月１日～２３日までの総計が表示されるってことです。

そして、毎月のトレードごとの成績が一覧表で把握できます。　グラフ化することもできるよ ・∀・)ﾉ

初期設定で、各トレードの口座の総合計　（私ならＦＸ、株、225先、商品先の口座の総トータル）を入力しておけば、各月の総トレード資金の推移および各月のトレードごとの成績が表示されます。

私みたいに色々なトレードに手を出す人間は、この例のようにトレードごとに記録すれば良いし、ＦＸ専門のトレーダーさんなら通貨ﾍﾟｱごとに記録してもよろしいかと・・
「ﾎﾟﾝ円が得意だと思ってたけど、意外にユロドルのほうが好成績だな・」　みたいなことに気付くかもです。

また、株専門のトレーダーさんなら大型株、仕手系材料株、低位株、新興株・・みたいに株の種類ごとに分けて記録しても良いと思います。
とにかくお好み次第で色々なバリエーションが考えられます。

既にご自分でエクセルで組まれてる人にとっては大きなお世話だったかもしれませんが・・・

明日から８月相場に入ります・・・・気分を改めるためにも、もしよろしければ試してみてくださいませ～

「記帳風月」　←これでググってベクターからＤＬできます・・。

あと・・ひとつだけ問題が・・・ヾ（・д・。）
このソフト・・・たぶんＯＳがＸＰじゃないとダメﾎﾟなんです・・。
私はＰＣ２台ともＸＰなので大丈夫なんですが、もしかしたらビスタでは動かんかもです。